
自分の吹いている音を聴く習慣をつけましょう。
今吹いている音は綺麗に響いているか、好きな音なのか…。
同じメーカーの同じ楽器でも、奏者によって音の質感も響きもまったく異なります。
それが奏者のオリジナリティー(個性)とも言えます。
自分の好きな音、その感覚を大切に追求しましょう。

「奏でたい音」のイメージを持って、G『ソ』の音を吹いてみてください
〇前述の腹式呼吸のトレーニングを数回行います。
〇正面にチューニングメーターをセットします。
最近は便利になってスマートフォンの無料アプリにも、チューニングメーターやメトロノームが多数揃っていますから、専用の機材をお持ちでない方はご利用になるのも良いと思います。
〇腹式呼吸を意識しつつ、♩=60のテンポで2拍分の長さでG『ソ』の音を吹きます。
チューニングメーターに出音を合わせてください。
メトロノームをお持ちでない方は、時計を見ながら1拍=1秒のテンポです。
〇真っ直ぐ正面を向いて「奏でたい音」のイメージと出音を常に聴きくらべながら、納得できる音が響くまで繰り返しましょう。
〇音を探るポイントは
1.楽器をホールドする姿勢
2.吹き口と唇の触れる微妙な角度
3.息の強さ(スピード)
これらのポイントを微妙に変化させながら、繰り返し目標の音を探ります。
〇疲れたら無理をせず休むなり、翌日の課題に回すのもよいでしょう。
〇納得出来るG『ソ』の音が響くようになったら、低い方のE『ミ』の音で同様に。
ポイントとしては、音程が下がったので、息の強さ(スピード)も弱い(スロー)暖かな息で演奏することが必要です。
〇納得できる低い方のE『ミ』がでるようになったら、低い方のC『ド』音で同様に。
〇ここまでできたら、高い方のC『ド』音にチャレンジしてみましょう。
このトレーニングは基礎練習として、日々反復することで『奏でたい音』が『あなたの音』として備わっていきます。
ローマは一日にして成らず!
がんばりましょう♪